まず、種火を点けなければなりません。しかも、種火を点火するために、点火レバーをカチカチと回さなければなりません。
イマドキの給湯器がなぜ種火が不要なのかをあまり考えたことがなかったのですが、いま気づきました。イマドキのは電気で点火します。そのため、給湯器に電気配線が必要となります。
一方、古いものは電源が不要です。人力で点火して種火を作り、その種火を絶やさず燃やすことで、給湯時の燃焼に備えます。
風呂釜が家全体の給湯器でもあるので、種火を点けておかないと台所でお湯が出ません。
種火を点けるためには風呂場に行かなければならず、面倒です。今はお湯がでなくてもそう困らないのですが、冬場は悩まされそうです。
浴槽にお湯を張るのに、水量と湯温を監視しなければならないようなことを先日書きましたが、勘違いでした。それは実家の昔の状況です。
ここのは給湯機能があるので、とにかくお湯を出して、適当な水量になるのを確認するだけでOKです。給湯時間だけをキッチンタイマーで管理すればよさそうです。
しかし、給湯温度がクセモノです。温度調節のレバーがあるのですが、これはどうも単に燃焼能力の調整だけのようです。水量を絞ると、水温が熱くなります。他所で水を出して、水量が減っても熱くなります。それに備えて、シャワーの際はぬるめの温度にしておく必要があります。
とにかく、風呂仕様のグレードダウンはきついものがあります。むしろ、浴槽無しの物件の方が仕様の自由度があり、快適なのではないかと思われます。
しかし、浴槽付きの物件でも、勝手に(都・公社に内緒で)交換しているところもあるんじゃないかなぁ・・・。